AIRの環境をビルドするのに必要なコマンドまとめ
まとめたのはビルドとデバッグ起動のみ
証明書の発行や、 .air ファイルの作成の前段階までで使用するコマンドについてです。
そこら辺の話を知りたければ、こちらを参照すると良いかもしれません。Adobe AIR * ADT(AIR 開発ツール)を使用した AIR インストールファイルのパッケージ化
ビルド方法
基本は Flex で使用している mxml と同様ですが、AIR の場合は amxmlc となります。
引数等も同じ。
AIRSample
-- bin -- build `-- src
|-- AIRSample.mxml
|-- application.xml
上記のような構成で、AIRSample ディレクトリがカレントディレクトリだった場合は、以下のようになる*1。
amxmlc ./src/AIRSample.mxml -output ./bin/AIRSample.swf
コンパイル用のオプションや xml の受け取り方などは mxml と同様っぽいので、興味がある人はFlex3 で trace ログの出る、出ないを ant 経由で制御する方法 - @sugamasao.blog.title # => ”コードで世界を変えたい”を参照すると良いかも。
実行方法
.air を作って毎回インストール→実行ではいくら時間があっても足りないので、デバッグ用支援ツール adl を使いましょう。
支援ツールといっても、純正品なので AIR がインストールされている環境なら問題なく使えます。
ディレクトリ構成は上記のまま、コンパイル済みの swf が bin ディレクトリにある場合は以下のようにします。
adl -runtime /opt/flex/flex_sdk_3.4.0.9271/runtimes/air/mac/ ./src/application.xml ./bin
これ、ちょっとわかりにくいんだけど、 -runtime の引数には「Adobe AIR.framework」というファイルが入ってるディレクトリを指定する必要があります。
そして、二番目には AIR 用のアプリケーションXMLを指定します。三つ目がアプリケーションXMLと swf が違うディレクトリの場合に指定するオプションで、swf のディレクトリを指定します。
ここら辺はAdobe AIR * AIR Debug Launcher(ADL)の使用を見ると良いと思います。
ちなみに
Mac で screen を使ってる状態で上記の adl を実行すると、固まったり、実行できなかったりします。
その対応は、次回詳しくエントリーにしようかと思っているのですが、どうやら screen のバージョンとの食い合わせが悪いようです。
参考になる書籍
Twitter でも書いたのだけど、
を網羅しつつ、アプリケーションXMLの詳細な説明も含めた AIR 開発ならではの情報が盛りだくさんの書籍があります。
これは一家に一冊あっても良いレベルの書籍だと思います\(^o^)/
Adobe AIR クックブック ―プロフェッショナルに学ぶRIAプログラミングの実践
- 作者: David Tucker,Marco Casario,Koen De Weggheleire,Rich Tretola,Flex User Group (監訳),永井勝則
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2009/08/03
- メディア: 大型本
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*1:出力先を bin ディレクトリにしてるので注意