「Webサービスのつくり方」を読んだ
ありがたいことで、 @yusukebe こと 和田裕介著の本を頂く機会がありました。もちろん、さっそく読みました。アサマシエイトしておきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
Webサービスのつくり方 ~「新しい」を生み出すための33のエッセイ (Software Design plus)
- 作者: 和田裕介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ちなみに、著者さまのエントリーはこちら
内容について
この本一冊でWebサービスを作る全てがわかる、というようなすご〜く詳細な内容は書いていないけれど、あらゆる部分でとっかかりにできるくらいきっちり書いてあってすごく良い本でした。
Webサービスを作るっていうのはコードだけで完結する話じゃない
例えば、本書ではMVCについても触れています。単に紹介するにとどまらずModelにロジックを書く話であるとか、TDDでコードを書くリズムについてといった、プログラムを書くレイヤーに近い話も十分載っているのだけれど、Webサービスを作るってそれだけにとどまらないよねっていう点が個人的には刺さりました。
たとえば企画をどう立てるか、リスクの分析をどうするか*1という事がゆーすけべーさんの言葉で書かれている。堅苦しい書き方じゃないから読みやすいというのもすごく良かった。他にもCSS Frameworkの話*2であるとか、運用面での話とかまで書かれていて、Webアプリケーションのコードを書くという話ではなく頭からお尻(運用だから終わらないけど)までWebサービスを作るためのことが書かれていて、自分が経験から学んで行ったりしたことが一冊の本にまとまっていてスゴく良い。
こういったことを書けるのは、色々なサービスを立ち上げてきているゆーすけべーさんならでは、と思います。
最後に
全体を通して、どちらかと言えば若手というかまだ一歩踏み出せてない人向けのような印象はあるのだけれど、普段、プライベートでWebサービスを立ち上げるとかしていない人にとっても良書だと思いました。また、CSS Frameworkの話にかぎらず普段から自分の道具箱に手に馴染んだ道具を入れておけるか?という事の重要性も伝わって来ました(耳が痛い……)。